てくてくGISラボ

フリーデータを使う(1) 全国市区町村界データ <ArcMap>

元ブログ記事を書いた日:2011.10.11
このHPにUPした日:2016.08.01

今回は、ESRI Japanで配布している全国市区町村界データである。

http://www.esrij.com/products/gis_data/japanshp/japanshp.html

ダウンロードして、ZIPを展開し、ArcMapなどに追加するだけのお気軽さ。現バージョン(Ver.8.0)だと平成27年の人口、世帯数なども入っているので、世帯数あたりの人口マップなんかも作ることができる。

P_NUMが人口、H_NUMが世帯数なので、レイヤプロパティの「シンボル」タブで「数値分類」を選択し、フィールドの「値」として「P_NUM」、正規化として「H_NUM」とやると世帯数あたりの人口をマッピングできる。

分類方法は「指定間隔」を選んで、間隔を0.5にしてみた。(レイヤプロパティウインドウで「分類」ボタンを押すと、分類方法を選択できる)。

あと市区町村界のアウトラインが表示されていると、塗りつぶし色が見えにくいので、アウトライン幅をゼロにしておく。これには、レイヤプロパティの「シンボル」というところをクリックして、「すべてのシンボルのプロパティ」を選び、

シンボル選択ウインドウでアウトライン幅を「0」にする。

これで、冒頭の図のような地図ができあがる。だいたい2.0~2.5人程度の世帯が多くて、東北、北陸、あとは佐賀のあたりで2.5~3.0人の世帯の市区町村が分布しているようだ。

これで、ArcMapの起動、終了、地図の拡大、縮小、移動、あと属性検索でもやったら授業1回分ぐらいにはなりそうだ。

シェープファイルの名前がjapan_ver8というのも、おもしろい。バージョン8の日本。なかなかシュールではないだろうか。いつ時点のデータか、わかりやすいことはわかりやすいかな。

しかし、昔からあるデータなのでArcGISユーザなら誰でも知ってそうなことだが。。。まぁ今回はこれにて。

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